くらし情報『ことぶき光、冨田勲さん追悼公演への思いと音楽体験(後編) - 歩んできた道のりで出会った物事は冨田さんとの仕事と「繋がっている」』

ことぶき光、冨田勲さん追悼公演への思いと音楽体験(後編) - 歩んできた道のりで出会った物事は冨田さんとの仕事と「繋がっている」

ご自身から見た初音ミクはどのようなものでしょう。

クリエイトの母ですかね。要するに、それがルーターみたいなハブみたいな機能を果たしていると思うんです。それをベースに何かを作れるっていう意味ではものすごい存在ですよね。初音ミクという母がいて、冨田先生という父がいて、僕らはステージに向かって作っていけています。

――最後に今回は冨田さんの追悼公演という側面が一つあると思うのですが、冨田さんの遺志をオーディエンスに届けるという部分もあるかと思います。そこで、ことぶきさんとしてオーディエンスに伝えたいことを教えてください。

スペースバレエシンフォニー。
これ、3月終わりか4月頭に冨田先生に言った時は、全然真に受けられなくて、シャレみたいに受け止められちゃったところもあるかもしれないけど(笑)。コンピュータとオーケストラのスペースバレエシンフォニーを感じていただきたいです。

■プロフィール
ことぶき光
1964年3月30日生まれ。北海道出身。80年代半ばから、あがた森魚や鈴木慶一らのバックのキーボーディストとなり、プロのアーティストとして音楽活動を開始。87年に平沢進率いるテクノポップバンド・P-MODELに参加。

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