くらし情報『東京ドームの屋根は固い?それともやわらかい? - デザイン・設計のヒミツを広報さんに聞いてみた』

東京ドームの屋根は固い?それともやわらかい? - デザイン・設計のヒミツを広報さんに聞いてみた

屋根に降った雨水を貯水槽に集めて、東京ドームでの中水(トイレの洗浄用)などに利用しています。

――その他、造形についての知られざるエピソードがあれば教えてください。

隣接する小石川後楽園への日照や風の影響を考慮して、屋根が傾斜しています。また、建物全体を5メートル掘り下げてもいます。

――よく見ると、全体が斜めになっています! 巨大な建築物として、周囲の環境と調和するべくさまざまな配慮がなされているのですね。余談ですが、「東京ドーム約●個分」といった表現をよく見かけますが、いつころから言われるようになったのでしょうか?

以前は、容積は「霞ヶ関ビル○個分」と表現されていたようです。そのため、後楽園スタヂアムの代わりにできた東京ドームが面積の表現に使われるようになり、(後楽園スタヂアムにはなかった)屋根がついたために、容積を表現する際にも使用されるようになったそうです。

――最後に、毎日見ている広報さんが一番好きな"東京ドームの表情"を教えてください。


人それぞれだと思いますが、個人的にはライトアップされた正面の表情が一番いいと思います。

――ありがとうございました。

東京ドームのライトアップは屋根を縁どるブルーのラインが印象的で、昼間とは違った顔を見せてくれます。

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