鈴木もぐら、映画『首』濃厚シーンの裏側を西島秀俊に尋ね「テレビではなかなか描かれない」
という部分が見える演技が本当にすごかったと思います。信長に見立てた人を討っているところとか、信長がいたらできないんじゃないのかと思わせつつ大胆に悪いことしてたりして。
キャストの方全員が最高で、「この人しかいない」というくらいバチハマりしていると思いました。武さんの作品の魅力のは、そこにもあるかもしれないです。「この役、別の人が演じた方がいいんじゃないか」と思うことが1回もないんです。
○■テレビではなかなか描かれないエピソードも
――武将同士の愛憎の部分も描かれていましたが、そこについてはいかがでしたか?
西島さんと遠藤(憲一)さんのラブシーン、もうめちゃくちゃ濃厚だったじゃないですか。僕、この間お会いする機会があった時に、西島さんに「撮影の時にケアとかされたんですか?」とお伺いしたんですよ。普通、女優さんとラブシーンがあったら、口臭が気になってケアしたりするじゃないですか。
今回もしたのかなと思ってお伺いしたら「ケアしました」と教えていただきました。信長と蘭丸のシーンもあったし、信長が光秀から好かれて喜ぶところもあって、テレビではなかなか描かれないエピソードが面白かったです。
――例えばもぐらさんも、武さんにある種惚れているような気持ちもあるんでしょうか?
僕は本当には憧れてて好きですけど、おこがましいというか。