芦田愛菜、本は「私の世界を広げてくれる存在」 役者業の醍醐味も語る
女優の芦田愛菜が「第5回野間出版文化賞」を受賞し15日、都内で行われた贈呈式に出席した。
「野間出版文化賞」は、講談社が創業110周年を迎えるにあたり記念事業の一環として2019年に新設された賞で、出版にまつわるすぐれた表現活動を行った個人・団体などを顕彰することが目的。第5回となる今年は、芦田愛菜、黒柳徹子、藤井聡太が受賞、そして福澤克雄監督が特別賞を受賞した。
芦田は「このたびは本当に素晴らしい賞をいただくことができて大変光栄に思っております。ありがとうございます」と感謝。「私にとって本というのは、物心ついた頃からいつも隣にあって、私の世界を広げてくれる存在です。本を開けば自分の人生とは違う人生や世界が広がっていて、それを感じられるのがすごく楽しくて、いつも時間を忘れて読みふけってしまっています」と本への思いを語った。
続けて、「役者として自分が大好きな物語の世界を、読書を通して楽しむだけではなくて、自分の体でそれを体現して、その言葉を誰かに伝えることができるというのは本当に幸せなことなんだなといつも思っています」と役者業のやりがいを述べ、「登場人物たちのさまざまな経験は、まるで自分の経験のように積み重なって私の土台となって私自身を深めてくれているような気がしているので、これからもたくさん本を読んで自分の感性を磨いて、お芝居の中で放つ言葉の中にも深みを与えられるような人でいられるように、これからも日々努めて参ります」と語った。
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