くらし情報『いま注目される“平安時代”作品美術、「意外と洋風」「当時の糸は…」調査と分析でできた『陰陽師0』』

2024年4月12日 12:30

いま注目される“平安時代”作品美術、「意外と洋風」「当時の糸は…」調査と分析でできた『陰陽師0』

いま注目される“平安時代”作品美術、「意外と洋風」「当時の糸は…」調査と分析でできた『陰陽師0』

山崎賢人(※崎はたつさき)が若き日の安倍晴明を演じることで話題の映画『陰陽師0』(4月19日公開)。夢枕獏氏の小説『陰陽師』の前日譚となる同作は、平安時代を舞台としている。

2024年は大河ドラマ『光る君へ』でも注目される平安時代だが、佐藤嗣麻子監督は「平安時代の建物はほぼ残っていないし、陰陽寮なんて誰も見たことないのに、一から作らなきゃいけない(笑)。『こういうイメージで』というアイディアをたくさん出さなければいけませんでした」と、その世界を表現する苦労を語る。

○『源氏物語絵巻』も「平安後期の姿を描いてしまったのではないか」

「平安中期についてはあまり絵が残ってなくて。平安後期の12世紀に描かれた『源氏物語絵巻』はあるんですが、実は『源氏物語』が書かれてから150年後に作られているんです。現代でも、例えば150年前の日本ってもう服装も全然違うじゃないですか。写真もない時代ですし、実際に『源氏物語』の時の姿ではなく、平安後期の姿を描いてしまったのではないかと思います」と分析し、とにかく資料がなかったという。


作中の美術は洋風にも見える雰囲気をまとっていたが「正倉院とかも、よく見ると意外と洋風なんですよ。

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