『あぶ刑事』舘ひろし&柴田恭兵、互いに「唯一無二のコンビ」 ファン侵入、プールバー…数々の逸話語る
――そうやって作られたものが、新しい世代にも受けるんじゃないかとも思いました。
舘:受ければラッキーだと思います。モテればいいな(笑)。下心も満載、みたいな。
柴田:「まだまだ、元気でしょう」って(笑)。だから、70過ぎて走るのが遅くてもいいんですよ。アクションで負けても全然いいんです。だって、もうスーパーマンじゃないんだから。
CGもワイヤーアクションも一切なしで、頑張って動きます。もちろん昔ほどキレもないし、走ったら遅いけど「70代で頑張ってます」ということです。それで、僕は舘さんにアドリブで「老けたな」と言ってくださいとお願いしたんです。舘:言いましたよね。
柴田:銃撃戦の途中で。
――今回の映画を見たら、また新作が観たいという方も出て来そうです。
舘:それは、体力と相談して……。
柴田:舘さんが「集合」と言ったら集合せざるを得ないですから(笑)
舘:だって最後のシーン、2人でジャンプするのも「そんなに昔ほど跳べないよ」と監督に文句を言ったんですよ。
脚本に書かれてないですし。書かれてないことばっかりやる(笑)
柴田:最後2人がカチャカチャって走ってくる時に、舘さんと僕が空に向かって、今はもういない、この作品に関わってくださった方たちの名前を叫んでるんです。