くらし情報『ニチモウ、アグリコン型イソフラボンでインスリン感受性の改善効果を確認』

ニチモウ、アグリコン型イソフラボンでインスリン感受性の改善効果を確認

そこで潘博士らは同社が販売しているAglyMaxを用いて、OGTTでインスリン感受性の改善効果について、動物試験での検討が行われたのである。

動物試験では6週齢の雄性C57BL/6マウスが用いられ、対照群、AglyMax群とPair-fed(ペアフィード:同時飼育)対照群の3群(n=8)に分け、対照群には高脂肪食(脂質エネルギー比60%)、AglyMax群には0.6%のAglyMax含んだ高脂肪食、Pair-fed対照群にはAglyMax群と同量の高脂肪食が与えられて試験が進められた。

試験期間は12週間で、毎日体重と摂餌量が測定され、試験終了際にOGTTを実施。2時間にわたり経時的に採血が行われ、血糖値および血漿中インスリン濃度が測定された。また試験終了後、腎周囲・後腹膜の脂肪組織重量と脂肪細胞のサイズが測定されている。

この試験の結果、対照群と比較してAglyMax群の摂餌量は7.6%減じたが、体重増加は32.8%抑制(p<0.001)したことが確認された。体重増加抑制と並行して腎周囲・後腹膜の脂肪組織重量も10.8%減じたほか、「白色脂肪組織(WAT)」サイズも小さくなっていることが確かめられている。

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