『極悪女王』ゆりやん、ダンプ松本役で驚きの再現度 白石和彌監督も感嘆「めちゃめちゃ努力家だと…」
「オーディションの時は痩せていて、そこからまた増やすって、すごいストイックですよね。彼女は人生の目標がいろいろあって、しかも公言している。ハリウッドに行きたいとか、監督をやりたいとか、そういうことをちゃんと言霊にして一歩一歩進んでいる感じがあって、本当に自分に厳しい人なんだろうなと思います」
また、同期の中で一番の落ちこぼれだったダンプの苦悩や覚醒を見事に表現したゆりやんについて、白石監督は「自分事にして咀嚼することができる人」だと称賛する。
「ゆりやんはNSCの頃からよく聞くのは、ダントツに天才だと。そんなに下積みもなくすぐデビューして、テレビに出て、一気に売れた感がありますが、落ちこぼれていく感じがわかると言うんです。彼女は彼女なりに、売れない時期や思った通りに行かないという経験もしていて、そういうことをちゃん自分事にすることができるんですよね。客観的に自分を見ていて、いろんな人の気持ちもわかる。そういったことが、芸事もそうですが、芝居をするときにものすごく生きている人だなと感じました」
見た目も、体型のみならず、ダンプの表情や動きを忠実に再現し、ダンプ本人も「ゆりやんを見ていると自分じゃないかと思った。