山田裕貴、『ジョーカー』世界的ヒットの理由を解説 完結編の感想も「まず、『しんど…』って」
そういったアーサーの姿がいろいろな人々の心に刺さったのだと思います」と熱弁。“悪のカリスマ”なのに共感せずにはいられない、ジョーカーの魅力を解説している。
コメディアンを夢見る孤独だが純粋で心優しい男アーサーは、笑いのある人生は素晴らしいと信じ、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながらドン底から抜け出そうともがいていた。しかし理不尽だらけの世の中で、不遇な生い立ちに行き場のない怒りを募らせた彼は悪のカリスマ・ジョーカーへと変貌を遂げた。
山田は世界を虜にしたジョーカーという男について「彼は感情が高ぶると突発的に笑ってしまう発作を抱えながらも、ひたむきに母親を支えながら一生懸命に生きていました。しかし、自分の発作の事、母親の事、自分の生い立ちを知っていく中で、自分は誰にも愛されてこなかったのではないかという現実に打ちのめされてしまうのです。ただ愛されたかっただけなのに、周りにどんどん心の中の光を潰されていくことへの怒りや悲しみを全部笑いでしか表現出来なくて……結果、事件を起こしてしまったんです」とジョーカーの気持ちを代弁した。「ジョーカー2」については、「まず、『しんど…』って思いました。