くらし情報『滋賀医科大、アルツハイマー病の発症抑制タンパク質を発見』

2014年6月5日 17:07

滋賀医科大、アルツハイマー病の発症抑制タンパク質を発見

また、Aβ産生の直前の基質(直接の前駆体)であるAPP-C99を不安定化し細胞内レベルを減少させることでAβの産生を抑制できること、ならびにILEIは本来、脳において正常な神経細胞が発現し分泌している物質であること、そして認知症のない症例の脳やアルツハイマー病以外の神経疾患症例の脳に比較して、AD例の脳ではILEIのレベルが減少していることを確認。さらに、トランスジェニックマウスを用いた解析から、ILEIを脳に高レベルで発現させるとアルツハイマー病モデルマウスにみられる脳Aβ蓄積と記憶障害を改善できることが確認されたという。

今回の結果を受けて研究グループでは、ILEIないしILEI様活性が新たな治療法開発のターゲットになる可能性が示されたとコメントしている。

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