ゆうばり国際ファンタスティック映画祭、最後の冬開催閉幕で各賞発表
個性的な作品ぞろいでしたが、僕としても中でも飛び抜けた個性で忘れられないものを(グランプリに)選びました」と説明した。
クロージングセレモニーでは、小網敏男・映画祭実行委員長が「126年もの間、石炭と住民たちと共に懐かしい思い出を運んで、この3月で廃線になる鉄道(夕張線)」に対し、「ありがとう」と感謝を述べ、「夏に新たな映画祭が始まる」ことを期待する。深津修一エグゼクティブ・プロデューサーは、夏の開催になる来期について、より会期内のイベントを増やし、「フェス」感覚を強める展望を解説。夕張が「メロンと映画のマチ」として活性化することを望むと語った。
○受賞一覧
■ファンタスティック・オフシアター・コンペティション部門
・グランプリ『されど青春の端くれ』(監督・脚本/森田和樹)
・北海道知事賞『桃源郷的娘』(監督・脚本/太田慶)
・審査員特別賞『赤い原罪』(監督・脚本/ムン・シング)
・優秀芸術賞 『MoonDrops』(監督/ヨーラム・エヴァー・ハダニ)、『5つ目の記憶』(監督/小野寺しん)、『M&A』(監督/宮城伸子)
■インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門
・グランプリ『極東ゲバゲバ風雲録』(監督・脚本/中島悠作)