くらし情報『「モラルハラスメント」とは? - 気付かないうちに被害者となっている場合も』

2014年6月20日 09:00

「モラルハラスメント」とは? - 気付かないうちに被害者となっている場合も

「パワハラ」と重なる部分もあります。

■モラルハラスメントにあたる行為って、どういうもの?

それでは、どのような行為がモラルハラスメントにあたるのでしょうか? 例えば、あなたが少し失敗すると、いつも上司が「だからお前はだめなんだ」「お前はだめだから俺の言うことをきけ」と言い含めてくる。もちろんあなたの失敗が本当に良くなかった場合もあるでしょうが、常に脅迫し、あなたを支配下に置こうとしている場合は、モラルハラスメントと言っていいでしょう。

ほかにも視線を合わせない、被害者の話をいつも一方的に遮る、被害者の言動を過剰に否定する…などの行為が挙げられます。いずれの行動にも共通することは、加害者が被害者に精神的な攻撃をしかけながら、被害者が反抗してこないように、上手に罪悪感を被害者に植え付けるということ。実際に危害を与えているのは加害者ですが、そうされるのは「自分が悪いからではないか…」と被害者の方が罪の意識に苦しんでしまうのです。そして自分で行動できず、常に加害者の反応をうかがうようになってしまいます。モラルハラスメントは、目に見えにくい暴力なので、周囲にモラハラで困っている人がいても、気づきにくい場合があります。

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