くらし情報『マネーのトリビア (11) 日本の”平均貯蓄額”が「1000万円以上」って、ホントにそんなにあるの?』

マネーのトリビア (11) 日本の”平均貯蓄額”が「1000万円以上」って、ホントにそんなにあるの?

また、若いときは貯蓄が少ないけれど、だんだんお金が貯まっていき、サラリーマンの場合、退職するときにまとまった退職金をもらって貯蓄額がピークとなり、そのあとは、公的年金で不足する生活費などを貯蓄から取り崩していくので、だんだん減っていく、という流れが見てとれます。

日銀のデータによると、2011年9月末時点で、日本人が保有している金融資産の残高は1,471兆円。

金融商品の種類別でみると、現金・預金が56.0%、保険・年金準備金が28.6%で、合計約85%となっています。

銀行や保険会社は、集めた預金や保険料で日本の国債を買っています。

日本の国民は、間接的に国債を保有していることになるわけです。

そのため、国が膨大な借金を抱えているにもかかわらず、国債が暴落せずにすんでいるといわれています。

ただ、団塊の世代(1947~49年生まれ)の約800万人が、これから本格的なリタイア生活に入り、貯蓄を取り崩していくと見込まれます。

そうなると、平均貯蓄額も金融資産残高も減るでしょう。


また、今までのように国債を買い支えられなくなる可能性もあります。

そうなったら、現役世代も何らかの影響を受けることは避けられません。

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