くらし情報『銀行トリビア (1) 銀行ってなぜ3時に閉まるの? 閉まった後は何をしている?』

2012年3月14日 08:45

銀行トリビア (1) 銀行ってなぜ3時に閉まるの? 閉まった後は何をしている?

支店の規模にもよりますが、伝票は毎日何百枚もあるので、この作業にはある程度時間がかかります。

よく「1円でも合わないと帰れない」と言われますが、これは大げさではなく事実。

ただ実際には、1円というより、例えば伝票1枚といったレベルだそうですが。

職員の退社時間を5時として、照合作業に必要な時間を逆算すると3時というのが、現実的な理由のようです。

もちろん、閉店後の作業に必ずしも2時間かかるというわけではなく、何ごともなく早く終わることもあります。

また、それ以外に、手形や小切手に関する作業や、顧客から預かった税金や公共料金をそれぞれの官公庁や企業に送る作業なども行っています。

前述の銀行施行規則では、営業時間を延長したり、変更することは可能とされていて、実際に、最近は5時あるいは7時まで窓口が開いている銀行もあります。

その場合でも同じように、閉店後に照合作業が行われるので、職員の退社時間が遅くなります。


銀行の窓口も昔より機械化されていますが、それでも最終的な確認は人の目でしているわけですね。見方を変えると、ネット銀行など店舗をもたないタイプの銀行は、こうした作業にかかる事務コストや人件費が必要ないわけですから、そのぶん預金金利が高かったりいろいろな手数料が安かったりするのも納得がいきます。

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