航空トリビア (11) LCCなのに”プレミアム”ってどういうこと??
エアプサンは韓国のLCCだが、韓国では軽食が出ない航空会社は極端に人気が落ちる。
そういう国内事情が色濃く反映されているのもLCCのおもしろいところだ。
また、上級クラスを設置しているLCCも少なくない。
例えば、全長2m近いベッドがあって隣の人の顔が見えないように個室タイプになっているような、超豪華で大手のビジネスクラスのような座席はない。
そもそも長距離路線を運航するLCCは少なく、そこまで豪華な座席は必要ないのだ。
それよりも、そこそこ快適であり、ポケットマネーで乗れるような上級クラスであるほうが喜ばれる。
日本路線でいえば、羽田 - クアラルンプールを運航するエアアジアXの「プレミアムクラス」は片道6万2,000円(2012年3月)で乗れる。
成田 - クアラルンプールをマレーシア航空のビジネスクラスで往復すると16万円前後~で、JALなら20万円弱~。
LCCは片道単位での販売だから、片道だけ上級クラスにすれば、大手よりずいぶんと安上がりだ。
エアアジアXは行きが24時前に羽田を出る深夜便なので、この便を「プレミアムクラス」にするという使い方もあるだろう。
そもそも、LCCは「Low Cost Carrier(ロー・コスト・キャリア)」