マネーのトリビア (16) 「住宅ローン」が払えなくなりそう…”夜逃げ”しなくても済む方法は?
そこで保証会社は最終的に、ローンの対象となっている住宅を競売にかけて売却し、その代金で資金を回収します。
マイホームが競売にかけられて第三者のものになってしまったら、そこに住み続けることはできません。
ですから、そうなる前に対策をとる必要があります。
毎月あるいはボーナス時の返済が厳しくなったら、とにかく早めに銀行に相談しましょう。
それによって、次のような対策がとれます。
(1)ができるくらいなら、あまり問題はないでしょう。
(2)は、返済はラクになりますが、ローンの総支払額は増えます。
(3)(4)は、一時的に返済の負担を軽くしてもらうだけなので、その後収入が増えなければ根本的な解決にはなりません。
でも、こうした手を打って少しずつでも返済を続けているあいだは競売にかけられることはないので、その間に、専業主婦だった妻が働きに出たり、サイドビジネスで収入を増やしたり、あるいは自分で不動産会社にマイホームを売る(任意売却)といった手が打てます。任意売却はマイホームを手放すことになりますが、競売より高く売れるのがふつうです。
マイホームを失わない方法には、裁判所を通して行う「個人版民事再生手続き」