くらし情報『”東日本大震災後1年”で調査、風評などで企業被害額平均は1億円超 - 足利銀』

”東日本大震災後1年”で調査、風評などで企業被害額平均は1億円超 - 足利銀

(19.5%)、「部品不足・商品不足」(11.8%)、「工場・店舗・設備等の被害・閉鎖」(10.1%)などの震災の影響も根強く残っている。

非製造業では「消費者の嗜好の変化(需要減退)」(51.8%)、「放射能被害・風評被害」(34.4%)の回答が多く、このうち「放射能被害・風評被害」については、製造業では「飲・食料品」や「窯業・土石」、非製造業では「卸売」や「サービス」などが影響を強く受けていることが分かった。

震災や風評などによる企業の被害額(実損額)合計は809億8,200万円で、平均被害額は1社あたり1億140万円に上った。

なお、被害総額および1社あたりの平均被害額は、前回調査より拡大したという。

復興需要については、概ね今後のプラス影響を見込んでいるが、業種によりかなりばらつきがあることが判明。

「窯業・土石」「金属製品」「木材・木製品」「鉄鋼・非鉄」など素材関連ではプラス影響への期待が高くなっているが、非製造業は多くが慎重姿勢で、建設業では「復興財源が東北にシフトされ、工事量減少」「資材不足、職人不足」など今後を懸念する声もみられた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
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