くらし情報『お花見シーズン到来―2011年にお花見自粛ムードを意識した人は全体の50%』

お花見シーズン到来―2011年にお花見自粛ムードを意識した人は全体の50%

と回答。

お花見をした人に対し、ほかの年と比べて違った点について尋ねたところ、以下のような結果となった。

「特に違いはなかった/わからない」(36.0%)が最も多い結果となったが、何らかの違いや変わった点があったという人は64.0%にものぼった。

例年、首都圏の桜は3月下旬~4月上旬にかけて見頃を迎えるが、震災発生と原発事故という未曾有の災害からわずか数週間後にお花見シーズンを迎えるとあって、国民がナーバスになっていたことがうかがえる。

また、お花見の時期は放射性物質の人体への影響について特に騒がれていた時期とも重なっており、外出そのものを避けていた人も多かったため「人出が少なかった」という見方もあるだろう。

さらに、「騒がないようにした」という回答については、「どんちゃん騒ぎが出来るような心境ではなかっただけ」といった意味合いの回答も含まれているだろう。

関東地方の今年のお花見シーズン到来まであと僅かだ。

東北に桜を見に行くことで東北の復興を応援するプロジェクトなども発足しており、自粛ムードとは異なる積極的な復興支援の傾向が見受けられるが、これも1年という月日を経てほんの少しだけ平静を取り戻した人々の心の顕れでもあるのだろう。
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