「ホットスポット」が発見されやすい場所を詳述、環境省が対処ガイドライン
例えば、上流にコンクリートなどで舗装された駐車場、広い屋根を持つ工場などがある場合は、放射性物質を含む雨水排水が側溝・排水路などを通じて大量に下流に流れるため、留意が必要となる。
また、放射性物質(セシウム)は土壌や落葉などに付着しやすいため、雨水排水が集まる場所で土壌・落葉などが集積している場合は、放射性物質が蓄積し、高濃度の放射性物質が見つかる可能性が高い。
ガイドラインでは、竪樋の下や雨水枡の泥溜まり部分、側溝の破損個所周辺、排水路の土壌などで、高濃度の放射性物質が発見された事例を紹介している。
このほか、ホットスポットが発見される可能性が高い場所として、風雨などにより集積した縁石や塀際の土だまり、コンクリートと表土の境、コンクリートやレンガ(地表面)の割れ目・継ぎ目(目地部)、カビや土がついて黒ずんだ構造物、樹木の葉・幹・根、根元付近の土、花壇・植栽、芝・草地、コケ、落ち葉だまり、錆びた鉄構造物、トタン屋根、茅葺き屋根、麦わら葺き屋根などを挙げている。なお、ホットスポットが発見された場合は、まず立ち入りを制限した上で、空間線量率の低減措置や放射性物質の飛散・流出防止といった環境対策を実施する。
詳細は下表を参照。
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