元酒ライターが開業したそば店、そばもさることながら日本酒の品揃えに唸る (1) 日本酒の品揃えは30種類以上
(350円)、「れんこん饅頭」(450円)など、いかにも酒が進みそうな料理を約30種類も用意。
また、地元産の低農薬栽培された野菜を積極的に取り入れており、「そばの葉天ぷら」(500円)や「九条ねぎのぬた」(500円)といった野菜のつまみも豊富だ。
冷肴と日替わり料理は1品350円を基本に設定されており、おまかせで注文すると3品で1,000円、5品で1,500円になるといううれしいサービスもある。
もちろんそばにも気合いが入っている。
店舗の奥に設けた製粉場で挽いた自家製粉のそば粉を使い、十割で手打ちする。
製粉機は石臼の目立てまで研究したという石臼式で、中粗挽きに挽く。
ふるいは18メッシュとかなり粗め。
こねや切り方にも独自の研究を重ね、茹で上げ後も氷水でしめずに風味よく仕上げる。
元々のそば自体は、産地の業者や農家から直に仕入れ、丸抜きの状態で店に入れている。
「まだまだそばの勉強中」という山越氏は、いまは地域なども限定せず、色々なそばを打つことを目標に、様々な地域のそばを扱っている。日単位で使うそばを変え、さらに「産地のよさを出すそばにしたい」という思いから、そばごとに麺の太さや加水率も変えている。