鉄道トリビア (145) 雪解けとともに時刻表から姿を消す路線と駅がある
「なるほど、営業期間以外は表示されないのか」と納得できそうだけど、同じようにスキーシーズンだけ営業する臨時駅でありながら、大糸線のヤナバスキー場前駅は毎月表示されているし、観梅のシーズンのみ営業する常磐線の偕楽園駅も同様だ。
その違いを考えると、線路は通年稼動していて、駅だけ期間限定だからかな? とも思う。
営業期間外に各駅停車の列車に乗っていて、通過した駅があると不思議だ。
そこで時刻表地図を調べると(臨)のマークがある。
なるほど、あの駅は臨時駅だったのかと納得できるというわけだ。
ところが通年営業している路線の臨時駅でも、長崎本線のバルーン佐賀駅は10月号または11月号あたりに掲載されるだけで、それ以外の月は掲載されない。
この駅は毎年秋に開催される「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」のための駅で、わずか1週間ほどしか営業していない。
牟岐線の田井ノ浜駅も、海水浴シーズンの時刻表にしか掲載されていない。
臨時駅は時刻表に表示されたりされなかったりと、法則性が一定していない。
考えられる理由としては、JR各社から提供されるダイヤのデータに従っているからかもしれない。