昭和の残像 鉄道懐古写真 (50) 身延線「見たら忘れられない」旧型国電たち - 115系そっくり電車も
となり、その異様な姿は強烈な印象を残しました。
身延線への転属が遅かったクモハユニ44803は、パンタグラフを後部に移設し、その部分のみ低屋根化したので、原型に近いスタイルを残していました。
さらに、115系そっくりの電車も走っていました。
戦後製の72系を種車にした改造車で、足回りをそのまま使用し、115系300番台のような新性能近郊形ボディーを新製して乗せ換えたのが、クハ66とモハ62です。
種車の台枠側面が垂直だったので、115系のように車体の裾を絞ることができず、その部分のみ垂直となっていました。
1981年8月、戦前形旧型国電はワインレッドの115系に置き換えられましたが、このクハ66とモハ62はそのまま使用され、1984年1月に引退となりました。
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