高収入になる割合が高いのは? 文系は”入試で数学受験”、理系は”物理が得意”
以下、地学が640.6万円、化学が589.9万円、生物が576.6万円と続いた。
また、現職の役職者の割合については、地学が69.7%、物理が59.8%、化学が51.3%、生物が44.8%となった。
理系学部出身者(得意科目別)の初職就業形態における正規従業員の割合を世代別で見たところ、ゆとり以前世代(~1966年3月生)では、物理が96.2%、化学が94.4%、地学が94.2%、生物が92.8%、ゆとり世代(1966年4月~1978年3月生)では、物理が95.6%、化学が92.9%、地学が91.5%、生物が89.5%、新学力観世代(1978年4月生~)では、物理が92.1%、化学が87.9%、地学が92.9%、生物が84.0%となった。
一方、非正規従業員の割合は、ゆとり以前世代では、生物が4.5%、地学が4.3%、化学が3.1%、物理が2.3%だったのに対し、新学力観世代では、生物が15.1%、地学が7.1%、化学が10.3%、物理が7.9%と、最大で10%以上も増えている。また、新学力観世代では得意科目による差も大きく、生物と地学では8%も差が開く結果となった。
同調査は、2011年2月、日本の大学卒業者の額主内容と現在の年収について、インターネット上でアンケート調査を実施したもの。