「温泉医科学研究所」を開設、入浴によるアンチエイジング効果を実証へ
一般財団法人日本健康開発財団は、日本特有の文化として関心の高まりつつある「温泉・入浴」にテーマを特化した研究の拠点として、温泉医科学研究所を開設した。
同財団は、1974年の設立以来、温泉療法、気候療法、食事療法、物理療法などの自然環境を利用した自然療法等に関する研究を推進してきた。
同研究所では、「温泉・入浴に関する研究」に重点的に取り組みその結果を広く発表していくという。
さらに多様な研究機関、企業、自治体等と協力し、将来的には「温泉」に携わる研究者をつなぐ役割を担うことを目指している。
日本は、世界最大規模の温泉資源や歴史的にも長い温泉文化を持つ。
かつ、日常的に湯につかるという世界的にみても特徴的な生活習慣がありながら、温泉・入浴に関する医科学的エビデンスの構築は必ずしも十分ではないのが現状。
同財団では「温泉・入浴」に関する医科学的研究成果を国内外への発信することが、日本人の健康作りに寄与し、海外からの日本文化への関心を高め、日本の温泉地を主とした地域の活性化に貢献するものとしている。
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