鉄道模型ファン必見のスポット「原鉄道模型博物館」公開 - 7/10横浜にOPEN
第二展示室入口の通路には、原氏の半生と鉄道史を重ねた年表があり、第三展示室とジオラマ室を結ぶ通路にはHOゲージ車両のコレクションや実物の鉄道プレート、マスターコントローラーを展示する。
「いちばんテツモパーク」は同館の最大の見せ場といえるだろう。
約310平方メートルの1番ゲージのジオラマだ。
中央にフランスのリヨン駅をイメージした駅舎を置き、全体的にヨーロッパ風の風景でまとめられている。
鉄道ジオラマで寂しくなりがちな上空にはロープウェーが行き交い、街にも多数の人形が配置され、遊び心や物語性を演出している。
鉄道ファンならずとも見入ってしまう空間だ。
鉄道模型ファンなら壁にも注目。
原信太郎氏のこだわりである「鉄の車輪と鉄のレール」「架線終電」などの技術的な側面を、実物や液晶画面で解説する。
原氏の作業場を再現した様子は、男性なら誰もが憧れる「秘密基地」のようだ。
順路の最後には、HOゲージの「横浜ジオラマ」がある。
現在の桜木町駅のそばにかつてあった鉄道開業時の横浜駅を配置。
高架区間を京浜東北線の電車が走り、地上を開業時の1号機関車がマッチ箱のような客車をつないで走る。