銀行トリビア (8) 一般窓口以外の銀行の「相談コーナー」、何を”相談”しているの?
銀行は、こうした金融商品を販売することで手数料を稼いでいます。
外貨預金の場合は、預け入れと解約のとき、適用する為替レートに為替手数料を上乗せしています。
投資信託を販売するときは、投資信託の購入代金に加えて、販売手数料を顧客から受け取ります。
保険商品の場合は、それを販売することで保険会社から銀行に手数料が支払われます。
現在、こうした手数料が収益の大きな柱となっているため、銀行は熱心に投資信託や保険商品を売っているというわけなのです。
ただ、投資信託や投資型年金保険(変額個人年金保険)などは、預金に比べると仕組みが複雑です。
そのため販売にあたっては、商品の仕組みやリスクを顧客に十分に説明することが義務づけられています。
そうなるとカウンターで立ち話というわけにはいかず、低いカウンターや専用のスペースでいすに座って、説明や販売する必要があるのです。
銀行は「お金を預けるところ」というのは昔の話で、今は”金融商品ショップ”になっています。
投資信託や投資型保険だけでなく、預金商品の中にも仕組みの複雑なものやリスクの高いものがあるので、「銀行だから安全」と思い込むのは危険です。
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