くらし情報『高知県の山間の本川村で400年前の歴史ロマンを再現「氷室まつり」15日開催』

2012年7月13日 21:00

高知県の山間の本川村で400年前の歴史ロマンを再現「氷室まつり」15日開催

高知県の山間の本川村で400年前の歴史ロマンを再現「氷室まつり」15日開催
土佐藩主に献上した氷の貯蔵庫「氷室」を、高知県にある単独の山としては最も高い「手箱山」 (1806.2m)の山頂付近に再現し、氷の切り出しから献上までを再現した小さな時代絵巻「氷室まつり」が7月15日(日)に開催される。

1600年代前半、土佐十万石二代目藩主・山内忠義公の時代まで、毎年旧暦6月1日、予土国境付近、本川村の手箱山(1,806m)山中に雪屋(氷室)から、氷を取り出して壺に納め夜間の早飛脚で献上した。

はたして、南国土佐で氷を貯蔵し、真夏に遠く離れた高知の藩主の元に届けることは可能なのか。

この手箱山の氷室伝説ロマンに魅せられた「越裏門(えりもん)・寺川地区村おこし協議会」の人々がこの歴史の謎を解明すべく、1999年の厳冬期に氷室を史実に基づき再現し、その年の7月19日に氷を高知県庁まで運び感動を呼んだという。

翌年から現在に至るまで、7月の第2日曜日に氷室びらきを行い、手箱山の麓の高知県吾川郡いの町越裏門地区で盛大に行われているのが「氷室まつり」だ。

今年22回目となる「氷室まつり」は、7月17日午前11時より開催。

早朝から登山隊が手箱山に登り、2月に氷室に詰めた天然の氷を掘り出し、会場の来場者にふるまうという。

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