2012年7月5日 16:28
『世界の投信王』の「春の陣」チャンピオンが決定、「格付」に注目すると…
日本は、5月22日にフィッチ社が「AA-」から「A+」に引き下げた。
【図表2】は日本の格付と株価の推移。
「ここまで見ると、格付がその国の株価にも一定の影響を与えている、と言えなくもなさそうです」(日興アセットマネジメント)。
また、6月20日に、今度はムーディーズ社がトルコの格付を「Ba2」から「Ba1」へ”引き上げ”た。
トルコは2001年の経済危機を機に構造改革を進め、2008年以降、世界的に金融環境が悪化する中でも相対的に高い経済成長を維持したことなどから、国際的な信頼度が高まっている。
ムーディーズ社は、今回の”格上げ”の理由として、「財政の改善に向けたトルコ政府の取り組みを評価したようです」(日興アセットマネジメント)。
6月末までのトルコの株価は【図表3】のとおりだが、今回の格上げが評価され、さらに信用力の向上が期待できるとなれば、今後注目度が高まる可能性がある。
「『世界の投信王』の投資対象としても十分に検討する必要がありそうです」(同社)。
ちなみに、「misia」さんらランキング上位者の多くはトルコへ投資している。
『世界の投信王』は、これからも四半期ごとに参加者を募集する。