高速トリビア (10) 渋滞の知られざる原因、「サグ部」とは?
渋滞の知られざる原因、「サグ部」とはいったい何なのでしょうか?渋滞の原因には以下のような事例があげられます。
事故や工事などによる、走行可能な車線数の減少
交通の集中
高速道路では、交通の集中により、合流部・追越車線・サグ部といったところが、渋滞の起こりやすい箇所であることが分かっています。
合流部での渋滞は、流入車がランプから本線に合流することにより、走行車線の後続車が速度を落とすため、走行車線の流れが停滞。
その結果追越車線へ車線変更する車が発生し、追越車線の後続車が速度を落として流れが停滞して渋滞が発生します。
追越車線で発生する渋滞メカニズムもこれに似ています。
走行車線をゆっくり走る車を避けて後続車が追越車線へ車線変更して車両が集中し、車間が詰まった車群が形成されます。
追越車線の車群では何かの拍子に1台がブレーキを掛けると、すぐに後続車に伝播して次々とブレーキを踏み、流れが停滞します。
走行車線でも、後続車が次々に速度を落とすため、流れが停滞し渋滞が発生します。
では、あまり耳慣れない”サグ部”で発生する渋滞とはどのようなものなのでしょうか。
下り坂から上り坂にさしかかるV型の形状をサグ部といいます。