2012年8月3日 12:59
航空トリビア (20) 座席の一番広い航空会社はどこ?
を設置し、追加料金でアップグレードできるようにしているが、これは7cm~10cm広くすれば快適性が上がることを証明している例だろう。
国内線の普通席でシートピッチが広いのはスターフライヤーで約90cm。
シート自体も革張りで重厚なつくり。
座り心地もよくリクライニング角度も他社より深い。
ANAが国内線に導入中の新しい普通席は、座席の背もたれなどが全体的に薄い。
そうなると同じシートピッチでも乗客のスペースは自然と広くなるわけだ。
また、この新シートは足元にシート支える支柱が少なく足をのばしやすいが、こうしたシート自体のつくりも快適性を左右する。
国際線のエコノミークラスのシートピッチは、大手の場合は平均80cm台。
ジェットスターが運航する関空 - 台北線はシートピッチ70cmなどと、やはりLCCは狭めだ。
大手の中でエコノミークラスのシートピッチが平均より広いのはオセアニアの航空会社。
ニュージーランド航空は、他社との競争がほとんどないため航空券の値段が下がりにくいが、その分だけサービスも良質でシートピッチも広めだ。また、かつて成田 - ナンディ線を運航していたエアパシフィックも他社より広い。