銀行の「国債」保有、前年同期比で1割増・166兆円を突破--”預証率”は最高に
一方、有価証券残高は同8.2%増の277兆7,673億6,900万円と、調査開始以来最も多くなっている。
有価証券残高277兆7,673億6,900万円の内訳を調べたところ、「国債」が前年同期比10.2%増の166兆4,330億7,200万円(構成比59.9%)、「地方債」が同5.6%増の12兆7,181億4,000万円(同4.5%)、「社債」が同1.6%減の29兆7,618億3,700万円(同10.7%)、「株式」が同3.0%減の18兆4,379億9,200万円(同6.6%)、「その他証券」(外国債券など)が同13.4%増の50兆4,163億2,800万円(同18.1%)となり、有価証券運用の約6割を「国債」が占める結果となった。
また、業態別預証率について見た場合、地銀64行は前年同期比1.1ポイント上昇の31.0%(前年同期29.9%)、第二地銀41行は同1.0ポイント上昇の25.5%(同24.5%)、大手行他12行は同2.9ポイント上昇の51.0%(同48.1%)となった。業態別の有価証券構成比を調べてみると、地銀64行は「国債」48.6%、「地方債」14.0%、「社債」