ニッポンのカレーの原点に迫る! 神奈川・よこすか「海軍カレー」
「当時は冷凍技術が発達していなかったため、イギリス海軍は長い航海の間、シチューを作るために不可欠な牛乳を保存することができなかったそうなんです。
そこで、航海の途中に立ち寄ったインドで、香辛料に防腐効果があることを学び、シチューとほぼ同じ材料でつくることのできるカレーを、イギリス海軍式にアレンジしてレシピ開発したのです」「それが日本に渡ってきたのですが、日本人は米を主食としているので、水っぽいカレーだと食べにくかったため、小麦粉でとろみをつけて、ご飯にかけて食べはじめたといわれています」そうして誕生した「海軍カレー」(元祖よこすか海軍カレー 850円)を早速注文!じゃがいも、ニンジン、たまねぎ、肉が入った、もっとも典型的な日本のカレーともいえるオーソドックスなスタイル。
昔懐かしいボンカレーのCMに登場していたカレーなんて、とろみ具合も見た目もそっくり。
口に運ぶと、小麦粉が練り込まれたほどよいやわらかさといい、マイルドなやさしい味わいといい、子どものころに給食で食べたカレーを思い出させてくれる。しかも、サラダと牛乳がセットになっている点まで似ているため、「THE・給食!」とキャッチフレーズをつけたくなってしまう。