2012年9月15日 18:13
鉄道トリビア (168) 夜行列車を運行する私鉄がある
夜行列車といえば、眠っている間に移動でき、時間を有効に使える便利な列車だ。
しかし、新幹線の整備や低料金のビジネスホテル、夜行バスの普及により、JRの夜行列車は減っていく一方だ。
そんなご時世の中、夜行列車を走らせる私鉄がある。
その夜行列車は「尾瀬夜行23:55(ニイサンゴーゴー)」「スノーパル23:55(ニイサンゴーゴー)」だ。
運行会社は東武鉄道で、どちらも東武浅草駅を23:55に出発する。
この出発時刻が列車名の由来になっている。
「尾瀬夜行23:55」は、尾瀬散策の観光客向けの列車だ。
運行期間は6月から10月までの金曜日で、土曜日に走る日もある。
浅草駅を23時55分に出発した後、北千住駅、新越谷駅、春日部駅に停車し、東武日光線・鬼怒川線で新藤原駅へ。
ここから野岩鉄道に乗り入れて、翌日早朝の3時18分に会津高原尾瀬口駅に着く。
ここから列車利用者専用のバスに乗り継ぎ、6時10分に尾瀬国立公園の沼山峠に着く。
「スノーパル23:55」は会津高原に向かうスキーヤー向けの列車だ。
運行期間はおもに12月から3月までの週末である。
浅草駅を23時55分に出発した後、新藤原駅までは「尾瀬夜行23:55」