くらし情報『高速トリビア (22) 工事の様子もない無人の車線規制は何のため?』

高速トリビア (22) 工事の様子もない無人の車線規制は何のため?

高速トリビア (22) 工事の様子もない無人の車線規制は何のため?
高速道路を走行していると、遭遇する車線規制。

コーンやバリケードで囲われた車線を横目に、渋滞にハマって我慢せざるを得なかったという経験は多くの方がしていることでしょう。

そもそも車線規制は、道路工事や事故車の片付けといった作業を行う際に安全を確保するために行っています。

高速道路上での工事や作業は、時速100km近くの車が走る中で行うことから、事故防止などの安全対策をしっかりと行わなければなりません。

それは充分理解しているのですが、なんの作業をしている様子がない道路を見て、車線規制の必要性に疑問を持ってしまった方も、やはり少なくないはずです。

高速道路で見かける車線規制の中には、実際に工事を行っている様子もなく、作業員もいないということがあります。

これは、工事を始める前に車線規制を行い、安全な通行を確保してから、作業員や機械などを入れて工事を始めるためです。

作業が終了した時も、規制内から作業員や機械を出して安全を確認した後に、規制材や標識等を撤去するため、規制が残っているのに、何も作業をしていないように見えることがあります。


高速道路の工事は、できるだけ車線規制の回数を減らすため、別々の工事や作業をまとめて行う工夫をしています。

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