高速トリビア (32) 待機中の”まさか”の事故が多発…悲劇の連鎖は事前の点検で防ぐ!
問題が起きた時に初めて事の重大さに気づく。
そうなった時には大変な事態になると分かっていながら、普段は自分に降りかかることを忘れがち。
それが車の故障です。
平成22年の全国の高速道路における車の故障件数は、11万件にものぼります。
しかし、その原因の大半は基本的な点検で防げるものでした。
JAF(日本自動車連盟)の調べによると、一般道と高速道路とでは故障する部位に違いがあるそうです。
高速道路では、バーストやエア圧不足を含むタイヤのパンクが最も多く、対して一般道路ではバッテリー異常に関する原因が多く、キーの閉じ込みが続きます。
故障原因1位のタイヤ・ホイール破損では、タイヤの破片などが散乱し、いわゆる落下物になります。
その結果、後続車を巻き込んで思わぬ事故を誘発する危険性もあります。
また、摩耗したタイヤはスリップ事故の原因にもなります。
ドライブの前には、タイヤの空気圧と溝が充分に残っているかを必ず確認することが大切です。
安全なドライブのために、そして故障を防ぐために、運転前に点検しておきたいポイントは次の4つです。
タイヤの空気圧
ラジエータ(リザーブタンク)