2012年10月21日 20:36
昭和の残像 鉄道懐古写真 (64) キハ35系にキハ10系も! 国鉄形気動車が元気だった頃
千葉県の久留里線を走るキハ30形などの国鉄形気動車3車種が、12月1日をもって引退。
新型のキハE130形に置き換えられ、姿を消します。
1970年代、キハ30形を含む「キハ35系」国鉄形気動車は関東近郊の非電化路線の主役でした。
「タラコ色」といわれた首都圏色の前は、朱色とクリーム色のツートンカラーで活躍していました。
今回はその頃の写真を紹介しましょう。
まずはローカル色満載だった、相模線のキハ30形です。
キハ35系は、片運転台トイレ付きのキハ35形、片運転台トイレなしのキハ36形、両運転台トイレなしのキハ30形の3車種からなる通勤形気動車で、1961~1966年にかけて、全体で約410両が製造されました。
特徴は片側3ドア・ロングシートであることと、非電化線区特有の低いプラットホームにも対応するために、ステップ付きの外吊り式両開きドアになったこと。
キハ35系は高度経済成長期によって乗客が増加していた関西や関東の大都市近郊の非電化路線に投入され、ラッシュ時などに大活躍しました。
続きましては、当時、通勤路線へと変貌を遂げつつあった川越線です。
ラッシュ時に7両編成の列車も運行される一方、日中は2~3両編成の列車がのんびり走っていました。