2012年10月19日 10:03
この犬はどんな犬!? 犬種を学んでみよう (8) 最も小さいダックスフンド! -カニンヘンダックスフンド
■カニンヘンダックスフンドの歴史
胴長短足で大人気のドイツ原産の犬種・ダックスフンド(ドイツ語読みではダックスフント)は、スタンダード、ミニュチュア、カニンヘンの3種類の大きさがあります。
カニンヘンダックスフンドは、ダックスフンドの中で最も小さい種類の犬。
ダックスフンドは、ドイツ語でアナグマを意味する「ダックス(Dachs)」と、犬の「フント(Hund )」を合わせたもので、「アナグマ犬」の名の通り、当初はアナグマを狩る猟犬として作られました。
その起源は古く、古代エジプトの壁画にダックスフンドと酷似した姿が描かれています。
スタンダードサイズのダックスフンドは、狩猟犬として活躍していましたが、ネズミやウサギを狩る際、体が大きすぎるため獲物が入り込んだ小さな穴の中まで追いかけることができませんでした。
そのため、19世紀頃にはスタンダードよりも小さなミニチュアとカニンヘンがブリーダーによって生み出されます。
カニンヘンは「ウサギ」を意味し、現在もドイツではウサギやテン(イタチの一種)を狩る猟犬として活躍しています。
ダックスフンドは、各国の協会でサイズの定めがあり、国によって若干の違いがあります。