岐阜県美濃市の歴史ある町並みを、美濃和紙で包まれたやさしい灯りが照らす
小中学生部門大賞1点(賞金3万円と賞状)、小中学生賞5点(賞金1万円と賞状)、入選数点(賞状)が表彰される。
イベントで使用される美濃和紙の歴史は古く、正倉院文書に美濃の紙が記録されている他、平安時代には朝廷から役人が派遣されて管理されていた。
さらに江戸時代には庶民の需要が増大して主に障子紙に使われるようになり、「みの」と言えば障子をさすまでに普及したと言われている。
美濃市には江戸時代の商人の家屋が多く残されている。
特徴的なのは家屋に「うだつ」が取り付けられていること。
「うだつ」とは、屋根の両端を一段高くして火災の類焼を防ぐために造られた防火壁のことで、裕福な家しか取り付けることができなかった。
そのことから「うだつを上げる、うだつが上がらない」ということわざとなり現代に伝えられている。
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