徳島ラーメン誕生の影に「徳島ハム」あり! 徳島ラーメンのルーツを調査
そこで大量の豚骨が出たため、安く簡単に手に入れることができたおかげだと言われています」と説明。
徳島ラーメンの麺はストレートの中細麺で、しかも短く柔らかいものが多いのが特徴。
また、トッピングは一般的なラーメンに入れられているチャーシューやナルトなどは少なく、その代わりにタレで濃厚な味付けで煮込んだ豚バラ肉や生卵、モヤシなどが入っている。
また、そのルーツが屋台で出されていたラーメンだったことから、小ぶりの丼で出す店が多いのも特徴といえる。
その理由については、「徳島の人は丼からはみ出るほどの汁が入っているのが好みなので、屋台でなくなっても小さな丼が残ったのではないかといわれています」と永井さん。
なお、丼が小さめなことから量が少ないこともあってか、ライスは必ずメニューにある。
中にはライスを無料で提供している店もあるほどだ。
全国的に有名になった徳島ラーメンだが、今や徳島市内だけでもラーメン店が続々と誕生。
その数は100を越える。それらの中には、全国的に有名になった店もいくつかある。
代表的なものとしては、徳島ラーメンの名を全国にとどろかせるきっかけを作った「いのたに」。