兵庫県・尼崎には世界最大級の「貯金箱博物館」がある?
40代以上のほとんどの人が、貯金箱を使っていた経験があるだろう。
その昔は貯金を促すために、いろいろな金融機関がオリジナルの貯金箱を作成して配布していたものだ。
鉄人28号や月光仮面といったキャラクターの貯金箱などは、お宝鑑定番組などに登場することもあるので、30代以下でも見たことがある人は多いはず。
そもそも、貯金箱の起源はいつなのか?実は、中国で発見された約2100年も昔のものが最初のものだと言われている。
その後、日本でも多くの企業がノベルティとして配布していたが、最近ではそうしたサービスはめっきり減ってしまった。
ところで、そんな貯金箱のことを紹介している博物館が、兵庫県にあるのをご存じだろうか?「尼崎信用金庫世界の貯金箱博物館」は阪神尼崎駅の南側にある。
館長の石山朋幸さんいわく、「うちには日本はもちろん、欧米やアジア、中東などの国で作られた貯金箱までがそろっています。
生産国は全部で62カ国、点数は1万3,000点以上にのぼります」とのこと。
もちろん、この数字は世界最大級。
「貯金箱には、それらが作られた時代背景が色濃く反映されていますから、貯金箱を見ると時代の移り変わりを知ることができます」