静岡県の高級緑茶をふんだんに用いた、美しきスイーツ巡り
さらに、軽い食感にもびっくりさせられる。
アポなし突撃取材にも快く応じてくださったのは2代目店主の増田剛士さん。
この魅力的なケーキを開発したのは1989年頃だという。
「お茶農家の知り合いに、煎茶のパウダーを使って何か開発してみたら?とすすめられたんです」と語る。
そこで、従来のブランデーケーキの質感はそのままに、ブランデーの役割をするお茶リキュールを独自に開発。
静岡県牧之原大茶園でとれた高級煎茶をパウダーにして、このオリジナルケーキを創作した。
原料にも徹底的にこだわり、小麦粉は100%国内産のものを使用しているという。
現在はネット販売もしているので、しっとりとした上品な味わいをぜひ確かめてみてほしい。
大正時代より続く茶問屋の三代目社長が2010年にオープンさせた「茶町KINZABURO」。
その人気商品は、お茶をふんだんに使って作るクリームが挟まれたワッフル菓子で、その名も「茶っふる」という。この商品に使われている緑茶クリームは、天竜と岡部で採れたもの。
「茶っふる」は「母ちゃんがガスコンロで焼いてくれたワッフル」をイメージした、素朴で温かい一品だ。
茶っふるは、本山(ほんやま)