北海道のジンギスカン、生VS味付けどちらがおいしい?
料理で使用する肉は、おおむね柔らかいものが好まれることが多い。
羊肉は生後1年以内のラム、1年以上のマトンに分けられる。
ラムはマトンに比べて柔らかく、匂いも少ない。
特に生ラムは柔らかさ、少ない匂いともども最高位とされているようだ。
ついでにみずみずしさもNo.1と評される。
しかし、北海道民にはより風味(=匂い)のあるマトンの方が、しかも生ではなく、冷凍によって匂いが強くなった冷凍肉の方が好きだ!という人も少なくない。
生まれも育ちも北海道の筆者も冷凍マトン派だ。
昔に比べると少なくなったが、北海道では恐ろしいことに家の中でジンギスカンをやることも多かった。
筆者がまだ子どもだった頃(昭和50年前後)は、月に一度は親戚などが集まって室内ジンギスカンをやっていたものだ。
そういう環境で育ったせいか、本州の人々に比べて羊肉独特の匂いには鈍感になっている。
その分、より風味の強いマトン派なのだろうと自己分析する。
羊の匂いが苦手じゃない人には、個人的にはマトンを推したい。
ジンギスカンには焼いた肉をタレにつけて食べるタイプと、最初からタレに漬け込まれた味付けタイプがある。