ゆうきゆうのモテる恋愛心理学 (4) 異性をほめるとき、ポイントになるのは?
その価値の高さが、気持ちの高まりにつながっていく、というわけなのです。
この「自己説得効果」を考慮すると、Bの方が、モチベーションが続くのは明らかです。
確かに自分なりに長所を探すのは大変ですし、的を射ていない可能性もあります。
でも、苦労し、そんな大変さを乗り越えて言うからこそ、あなたは「せっかく言ったのだから、もっとこの子と話そう!」と、思えるはず。
すなわちBの人は、最初にいろいろと工夫する分、あとあとまでテンションが続きやすく、その分、情熱を持ってアプローチを続けられるわけです。
逆にAの人は、最初にカンタンな褒め言葉だけのため、そこまで苦労せず、その分、テンションも上がりにくくなります。
その結果、それが相手にも伝わってしまい、いまいち盛り上がりに欠けたまま進んでしまうわけです。
また、心理学では「自己確認」と「自己拡大」というものがあります。
相手が褒められなれている言葉をもう一度聞かせることが「自己確認」。
これはあまり大きな喜びを与えません。
しかし、相手があまり言われなれていない言葉を伝えることこそが「自己拡大」。
こちらは相手の気持ちに、強くインパクトを残すことになります。