北海道民にとってもレアすぎる絶品「シャケフルコース」ってどんなもの?
いわゆるシャケのフルコースである。
会社経営者として全国のあらゆる宴席を経験した男性に、No.1といわしめるなんて……。
その話を聞いて以来、シャケのフルコースのことが頭から離れなくなった。
早速、シャケのフルコースを食べられる店を探してみた。
北海道ならどこでも食べられるだろうと思っていたけれど、これが意外に見つからないのである。
やっと見つけたのが、道東の標津町(しべつちょう)にある「郷土料理武田」だ。
フルコースは合計15品で構成。
ルイベやイクラ、軟骨のスライス、メフン(鮭の腎臓の塩辛)、ちゅう塩辛(鮭の胃腸の塩辛)、肝串焼き(鮭の心臓)、白子ポン酢醤油、かぶと煮、あら汁など。
イクラや切り身、せいぜい刺し身ぐらいしか食べなれていない一般的道民にとっては、非常に珍しい品もふんだんに盛り込まれている。
くだんの会社経営者は、「最後に出てきたあら汁が特に最高だった」と遠くを見るような目つきで教えてくれたが、武田のフルコースにもしっかりと組み込まれている。道内で、他にもシャケのフルコースを食すことができる店はないのか。
大変少ないが、実は他にもある。
札幌近郊の石狩市にある「元祖鮭鱒料理割烹金大亭」