くらし情報『山口県防府市の「笑い講」は鎌倉時代から伝わる全国でも珍しい神事』

2012年11月30日 09:48

山口県防府市の「笑い講」は鎌倉時代から伝わる全国でも珍しい神事

山口県防府市の「笑い講」は鎌倉時代から伝わる全国でも珍しい神事
山口県防府市で全国でも珍しい神事、「笑い講」が実施される。

日時は12月2日(日)11:00から。

防府市台道の小俣地区に伝わる「笑い講」は、小俣八幡宮の社伝によると鎌倉時代を起源とする農業祭であると伝えられている。

その内容は、紋付き袴で正装した講員たちが3回笑い合うもので、1回目は今年の収穫を喜び、2回目は来年の豊作を願い、3回目は今年の悲しみや苦しみを忘れるために笑うとされる。

このとき笑い声が小さかったり、ふまじめなときは講の長老から何度でもやり直しをさせられるので、講員は笑いに対して真摯(しんし)な態度で臨まなければならない。

ちなみに、「講」とは、同じ信仰を持つ人々や家の集まりのこと。

「笑い講」は21戸の講員で構成されている。

そのほか、山岳信仰である「富士講」や「立山講」、月への信仰の「月待ち講」、庚申信仰の「庚申講」などが知られている。


イベント詳細は防府市観光協会ホームページで確認を。

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