リピーター率ほぼ100%! 北海道最極寒の町で行われる人間耐寒テストとは?
参加者は年々増加しており、2012年2月開催時には、約8,000人が来場した。
人口約2,500人の小さな町で、最も過酷な時期に、最も多くの人々が集う人気フェスティバルの最大の呼びものが、人間耐寒テストなのだ。
人間耐寒テストは具体的にどのような内容なのか。
まずイベント当日に、いきなりノリで参加できるような甘いものではない。
事前の予約が必要なのである。
エントリー料がかかるが(2012年開催時は4,000円)、その中には2食分の食費と共に「保険料」が含まれていることを、念のために説明しておきたい。
まず当日午後3時頃からエントリー受付が行われ、10時ぐらいまで花火やアトラクションで盛り上がる。
そして翌朝の7時まで、ひたすら極寒と格闘する時間となる。
見事7時まで持ちこたえた参加者には、勇者としての「認定証」が授与されることになっている。
もちろん屋外で寒さと戦うわけだが、いきなり吹きさらしの大地に放り出されるわけではない。
陸別町の人々が考案した「バルーンマンション」なる球状の住居が用意され、その中で一夜を過ごすのである。
バルーンマンションはテントのようなものと認識していただければいいだろう。