2012年12月11日 20:05
下請け先約3万社にパナソニックの赤字が影響する可能性あり
企業信用調査などを行う帝国データバンクは、企業概要データベース「COSMOS2」(143万社収録)の中から、パナソニックグループと直接、間接的に取引がある下請け企業(1次下請け先、2次下請け先)を抽出し、社数・従業員数合計、都道府県別、業種別、直近業績について調査・分析した。
同調査によると、パナソニックグループの下請け企業の合計は全国で31,513社にのぼり、同業のシャープグループ(11,971社)の約2.6倍に達することが明らかになった。
これら1次下請け先、2次下請け先の総従業員数は、147万7,311人に達している。
都道府県別に見ると、「東京都」が7,472社(構成比23.7%)でトップ。
次に、1次下請け先ではトップとなった「大阪府」が6,178社(同19.6%)で続いた。
業種別に見ると、1次下請け先、2次下請け先ともに、産業用電気機器卸、ソフト受託開発が上位に並ぶ。
2011年度(2011年4月期~2012年3月期)、および2010年度の直近2期の業績が判明した29,078社を見ると、2011年度の売上高が前期を下回った「減収企業」が11,029社(構成比37.9%)