2012年12月18日 20:03
愛知県犬山市の日本モンキーセンターで、「たき火にあたるサル」に会える
愛知県犬山市の日本モンキーセンターでは、12月21日から2013年2月28日にかけて、冬の恒例行事の「たき火にあたるサル」を開催する。
「たき火にあたるサル」は、1959年の伊勢湾台風の年から半世紀以上の伝統をもつ行事。
台風で倒れた木などの残がいを、旧犬山野猿公苑(1957~1997)の職員が処分を兼ねて暖を取るためにたき火をしたところ、少しずつサルが集まってきたことが始まりだという。
世界で唯一、火を全く恐れずに大きなたき火で暖をとるサルたちの姿を見ることができる。
たき火にあたるサルは、世界中で同園だけが飼育展示する世界遺産のサル「ヤクニホンザル」。
約150頭が同園のモンキーバレイで暮らしている。
屋久島では生息数が減りつつあるが、同園では昭和32年以来、9世代にわたって飼育。
好奇心が強く、雪だんごやアイススケートなど、次々に新しいことを編み出す貴重な種であるとのこと。
今年も12月21日の冬至から2月28日まで開催。
14時からの「ほかほかおイモタイム」では、サルたちにたき火で焼いたいもを配る。
人間のようなしぐさで、焼きたてのサツマイモをほおばるサルの姿は必見。