ご飯を食べてる猫を見て「食べるの下手だな」って思う時ありませんか?フードを皿の外に出してはポロポロこぼす…、片付けるのも一苦労ですね。今回は、猫がなぜご飯を皿の外に出すのか、理由をご紹介します。
■ドライフードが歯の隙間からこぼれてしまう
元来、猫は小動物などの獲物を捕まえてその肉を食べていました。猫の歯を見ると鋭い牙はありますが、人間や草食動物のようにすり潰すための歯がありません。猫の歯は、生肉を食いちぎり丸飲みしやすいようにできているのです。
そんな彼らも、今では取り巻く環境が随分と変わり、狩りをする必要性もなくなってきました。しかし、歯の構造は昔と変わらないために、ドライフードでも丸飲みしてしまうのです。丸くて小さいドライフードは歯にひっかかりにくいので、隙間からこぼれてしまうことも多いのだとか。
■肉をひきちぎるために顔を左右に振る
猫は獲物を捕まえると、前足で押さえて獲物にかみつきながら顔を左右に振って肉を引きちぎって食べていました。その時代の名残なのか、ドライフードを口にくわえて顔を振る猫ちゃんもいたりします。その際、顔を振ってしまうためカリカリが口から飛び出てしまいます。