【突撃!COBS】「病み本」作者に聞いた、彼女が心を病んでしまったらどうする?
先日のこと。男性の友人から「彼女が最近病んでいる」という相談を受けました。「病む」とはここ数年よく耳にする言葉。「ちょっと落ち込んじゃった」という程度の時に冗談半分で使われる場合もありますが、彼の恋人はもう少しシビアに「病んでいる」様子とのこと。
さて一体どうしたものやら。「病んでいる」状態にもいろいろあるとはいえ、そんな姿を目の当たりにしてしまったら、恋人としてどうするべきなのでしょう?7月発売の『病み本』(ポプラ社)で取材・構成を担当したライターの熊山准さんにお会いして、お話を伺いました。
――『病み本』の中で、タレントの椿姫彩菜さんやグラビアアイドルの夏目理緒さんなどタレントから一般人までを取材し、その「病み」を語ってもらっています。そもそも、最近の若い人の「病み」の原因って何なのでしょう。
熊山さん(以下、熊):いじめや家庭崩壊、恋人のDVなど原因はさまざまですが、根底にあるのは人とコミュニケーションがうまく取れないことではないかと感じました。インタビューした中にはコミュニケーションがうますぎて逆に浮いてしまったという人もいましたが、ほとんどの場合はコミュニケーションを取ることに消極的で人に分かってもらえないという問題があった。